会社概要
設立後15年目に入りました。オフィスは新横浜駅北口から徒歩約5分のところにあります。
データベースやWEBアプリケーションの受託開発、画像処理関連アプリケーションの受託開発、電子書籍化や電子辞書向けデータ変換の受託開発などの業務を主に行っています。
会社を設立したきっかけは?
あるソフトウェア会社の開発技術者だったのですが、自動売買のアプリケーションを一人で開発しました。このアプリの販売で結構いけるのではないかと思い、独立し会社を設立しました。1年間頑張ってみましたが、結果は・・・予想を裏切りました。
頭を切り替え、業務用アプリの受託開発に専念し、コツコツとやってきました。徐々に会社の形になってきました。
今までを振り返ってみていかがでしょうか。ご苦労されたことは?
代表でもある私は今でも現場で開発作業をしています。ビジネスが大きくなるにつれ、開発業務をしながら人集めもすることに非常に苦労しました。できそうな人も怪しい人も含めて、うちのようなところに来てくれる人はありがたいということで、採用してきましたが、やはり怪しい人はそれなりの人でした。
でも、なぜか、私が心に思うと自然と辞めていきました。そうこうしているうちに少しは人を見る目ができてきたように思います。実は、今日もハローワークの紹介で面談予定だったのですが、自分から時間を指定しながら全く連絡もなくすっぽかされました。連絡くらいしてほしいですよね。でも、全体的に見ると、今は優秀な技術者を採用でき活躍していただいています。
15年を振り返ってみて、信頼のおける営業を雇えるまでになりました。会社の顔として営業がいるという強みを実感しています。以前にも一度、営業を採用しましたが、失敗して、慎重になっていました。どこの会社でもやっていることを取り入れるのは意味があるのだと、いまさらながら痛感した次第です。
貴社の状況や強みなどはいかがでしょうか。
このようなご時世なので仕事のまわり具合がよく順調です。営業の力もあるのかも知れません。社内での受託開発が8割です。社内でアプリを作れる環境や技術力があり、それが会社の強みかも知れません。
主にWindows関連アプリケーションの受注・開発が多いです。時々DBシステムやクラウド関連の開発の案件が入ります。またオリジナルアプリの開発を手掛けています。未だビジネスにはなっていませんが、AndroidやiOSのアプリを揃えつつあります。
貴社の、これから力を入れることや、方向性などはいかがでしょうか。
社内での「開発力」を更に高めていきたいです。そのうえで自社オリジナルのアプリケーションをいくつか作成し販売していく。このサイクルを回していければ、新たに雇用を創ることと、社員の生活を守ることも可能になります。でないと景気や周りの環境に左右されてしまい、最後の踏ん張りが効かないリスクを抱えてしまうと思っています。
組合の商談会や協議会等の活動状況はいかがでしょうか。
組合には、株式会社システムブレインズの北村社長(第7回探訪)の紹介で加入させていただきました。リーマンショック直後だったので、事務局からは「不景気になってから入っても遅いよ。」なんて冗談を言われましたが・・。
当初は幽霊会員でしたが、営業を採用し組合での営業活動ができるようになり、名前も少しは知られるようになりました。
商談会では、各社営業さん同士の直接のコミュニケーションが取れ、信頼関係ができて良い雰囲気です。他の組合員さんとざっくばらんに話せる機会はなかなかないですよね。当社案件で人員不足時に人材をご提案いただき助かっています。
画像処理系の外側のアプリを自社で作ることが多いので、映像系に強く良いお客様の多い株式会社ISLWAREさん(第12回探訪)と自社で開発できる案件で協業させていただいております。 これからも良いお付き合いをさせていただければと思います。
また組合での健康診断は10人まで無料ですので大いに利用しています。
共同求人研修研究会に参加し活動をしています。おかげさまで新卒1名採用できました。ありがたいですね。
会員の立場で組合をどんどん利用していきたいと考えていますし、期待しています。
組合活動へのご要望やご意見等何かありましたら。
昨年他の組合員から人材をお借りしたのですが、勤怠状況やスキルシートの内容と齟齬があったことがあり、リカバリーに大変な労力をかけ損失も被ってしまいました。そのようなケースの場合、組合に責任があるわけではないのですが、提案した組合員が損失を負担する仕組みや、事前に人材をスクリーニングして防ぐことができるなどの仕組みやセーフティネットがあると良いと思います。
当社は人も徐々に増え大きくなってきました。組織としてちゃんと確立するためのサポートをお願いできればいいですね。例えば就業規則とかそれに類するものとかです。
営業同士の交流はあるのですが、技術者間の交流会や研修会のようなものがあるといいのではないかと思います。
組合のホームページへの御要望があれば?
スマホからアクセスすることが多いので、レスポンシブ対応にしたほうが見やすいのではないかと思います。
また、組合員専用のページがあればいいと思います。研究会の会員同士のコミュニケーションは、現在フリーメーリングリストを使用する場合が多いのですが、セキュリティ上からすると問題ですので検討をお願いします。
人材採用状況や採用方法についてはいかがでしょうか
人材難ですが、今年は組合の共同求人研修研究会で新卒を採用できました。
また、営業の入村が各専門学校を訪問しています。ありがたいことに当研究会の名刺を持たせていただいています。 入村の前職は製図のドラフター関連の営業で全国の工業高校を津々浦々回っていました。予算を取り付けるのに、日々学校の先生や事務長さんと会っていました。なので、初めての学校のご担当者に連絡することは全く苦では有りません。それでも1社では全く相手にしてくれません。しかし、組合の名前で連絡し組合の名刺を出すと学校側も真面目に話を聞いてくれアポイントメントが取りやすいです。
人材育成やキャリア形成方法などについてはいかがでしょうか。
OJTを中心にスキルアップを図っています。1日~2日程度の研修も企画しています。
新卒内定者は、METSAの内定者研修に参加させました。
また、新人については、まずは社内で、一人で完結する一般向けアプリケーションを作成してもらい、物ができることはもちろん、市場に出るという達成感を味わうこと。さらに、ユーザー様からのフィードバックに、どう対応するかということを経験してもらいたいと思っています。
問題は、呑み込みの遅い人材を採用してしまった場合の育成フォローについてどうしようかということです。独自の研修などの対応を考えないといけないなと考えています。
事業継承などにつきましては
万が一の時の備えとして保険に加入していて、金銭面で負担がかかるようなことはないようにしていますが、まだ組織形成の途中で、それだけで十分とは言えないと考えております。
今後は、社員に経営や情報の面でも引き継ぎができる体制を整えていくつもりです。
JAPiCO、PマークやISMS、派遣法改正についてはいかがでしょうか。
ISMSなどの資格については、今のところビジネス上で不利なことは見受けられないので、当面はこのままでいきたいと思いますが、いずれは検討するつもりです。
現在は特定派遣ですが、新しい派遣法に準じて社内体制を見直して許可の申請を出していかなければいけないですね。