会社概要
昨年で設立20周年を迎えました。
Web系ソフトウェア開発やインフラ系(サーバ、ネットワーク)の構築保守等の、受託開発やSESをメインに業務をしております。
また、今年3月にネット情報監視の新サービスを立ち上げます。
会社を設立してから今までを振り返ってみていかがでしょうか。ご苦労されたことは?
設立前は、私は大手OA機器販売会社でパソコンやLANなどの設置や保守などを行うカスタマーエンジニアとして従事しておりました。営業主導の会社でしたので、技術者の立場は相対的に弱い傾向にありました。また90年代前半は、ノベル社のLanOSであるNetWare等、コンピュータメーカやベンダーに依存しないオープンで、より低価格の製品が台頭していましたので、技術者が主役の会社を作り、より良いサービスを顧客に提案し提供したいという決意を込めて独立し設立しました。ITの変革時期でしたのでベンチャー企業として設立するには非常に良いタイミングだったと思います。
苦労したのは、やはりリーマンショックの時は大変でした。外資系ソフトメーカに20人ほど常駐していましたが、全員契約を終了されました。その時はあきらめない気持ちと社員の努力によりリカバリーはできましたし、経営を進めていく中で良い経験となりました。
貴社の状況や強みなどはいかがでしょうか。
SESや受託開発は大手SIerと直接取引して、Web、オープン系の開発に強みを持っています。
また実はこの3月から営業をスタートするのですが、サービス名はサイバーパトロール「CPCP」というネット監視サービスを立ち上げます。今までその製品化するために、企画・開発をしてきました。
サイバーパトロール「CPCP」についてもう少し詳細をお願いします。
お客様と契約していただき、インターネット上のSNSサイトや掲示板、ブログなどの中で、会社や自社製品、個人情報、競合他社などの評判や評価、誹謗中傷などを、8500語のポジティブ・ネガティブ語をキーワードに検索し、数値化し、ロボットが自動的に拾い上げ、顧客にレポートし、次の展開の足掛かりにしていただくサービスです。
この製品やサービスは、顧客の関心は高く潜在需要が大きいと考えていますし、まだ競合が少なく、実施しているベンダーの価格も高いので、競争力は十分あると思います。
検索エンジンやキーワードなどは大学との共同研究や自社独自に開発をしました。
月額料金のサービスとして、これからパートナーなどと積極的に協力し合って販売していこうと考えているところです。
サイバーパトロール「CPCP」
貴社のこれから力を入れることや、方向性などいかがでしょうか。
SES、受託開発、自社製品のサービス各事業を3本柱として伸ばしていきます。
自社製品のサービスを立ち上げたばかりですので、製品戦略・販売戦略をもとに活動を始めています。
製品としては、単語だけではなく、文脈で検索できるように精度を高めていきます。
販売戦略としては、ASP(アプリケーションサービスプロバイダ)、OEM/ODM(相手先ブランドでのカスタマイズ・販売)、代理店や、販売パートナーとの協力関係を模索していきます。もちろんエンド顧客と契約し御使用していただくことも一つです。
またいろいろなパターンでの使用方法、例えば選挙期間中での使用や、新製品の立ち上げ時の評価動向などスポット的な使用方法なども検討しています。
組合の商談会や協議会はいかがでしょうか。またご要望やご意見等何かありましたら。
組合に加入してから18年ほど経ちます。当時から組合の福利厚生事業である無料の健康診断を社員向けに利用させていただいています。
本日組合の最近の活動の説明をいただきましたので、組合商談会にSES/受託開発担当の営業を参加させたいと思います。またネット監視サービスのカタログができましたら、商談会や協議会で発表や説明させていただき一緒に協業ができるようになるとありがたいです。
人材採用状況や採用方法についてはいかがでしょうか
どこの会社でもそうでしょうが、エンジニアの採用には本当に困っています。弊社は中途採用に焦点を当てています。有料媒体やSOHOサイトなどで募集活動をしています。
人材育成や人材形成方法などについてはいかがでしょうか。
月ごとの社員同士のコミュニケーションの中で、スキルアップを図っています。
先ほど述べた事業の3本柱の間で技術者のマージや転換をする場合があります。
ただ、エンジニアの希望や、今の現場があっていると思う人もいますので、適材適所、好きなところで好きな仕事をしてもらうのが一番かなと考えています。
事業継承などにつきましては
いまのところは全く考えていませんし、そのようなタイミングではないですね。
JAPiCO、PマークやISMS、派遣法改正についてはいかがでしょうか。
現在特定派遣から一般派遣に切り替えるためその取得に向け動き始めました。