通商産業省 関東通商産業局 関産認協第1476号

METSA

組合員探訪

第34回訪問 2024年7月16日(火) ブレインズシステム株式会社

組合員探訪
ブレインズシステム株式会社
本社住所
〒169-0075 東京都新宿区高田馬場2-14-26 INOビル3F
代表者
代表取締役 石川 信彦
会社設立
2018年9月
組合加入日
2017年11月1日
訪問日
2024年7月16日(火)16時~18時
樽屋監事、小倉事務局長、小池顧問が訪問し、石川代表、籾山氏に話を伺いました。

会社の業務はSESビジネスを主体とした事業活動が中心です。
お客様から最高の評価をいただけるよう、共に成長し顧客に信頼され社会貢献をしていくことを目標としています。

会社設立のきっかけについて

当社は、2004年6月に設立された前身の会社から引き継ぎ、2018年9月にブレインズシステム株式会社として新たに設立させて頂きました。事業歴は20年くらい経っております。
METSAには2012年ごろ加入し、商談会、共同求人研究会に積極的に参加させて頂いております。
今思い起こせば、社員に恵まれて色々と助けてもらいました。それでなんとか今があると思っています。私一人ではとてもじゃないけど乗り越えられなかったなと思います。それがすごく印象に残っています。お陰さまで今年8月に7期目が終わり、9月から第8期目が始まります。
昨年5月に会社のオフィスの広さも倍になり、社員が業務終了後に戻ってこれるような環境になりました。

貴社の状況や強みや今後力を入れることについて

当社はSESビジネスを主体として事業活動を行っており社員30名ほど、パートナー約30名と併せて60名程度が稼働しています。
ビジネス分野については特に特化せずに、顧客に信頼される技術者集団を目指しています。
また、これからは、営業力を強化して新たなビジネスチャンスの拡大を目指していきたいです。

事業承継について

私の年齢を考えても、この事業承継問題が優先順位の高い課題です。毎日のようにM&Aに関するメールや電話がかかってくるのでビジネスになっているのでしょうね。私も数年前から友人とかと話をしながら、どうしたものかと思案しているところですが、方向性だけは決めて社員に説明しています。それは仲介会社のM&Aは使わず、今後数年かけて従業員承継または親族内承継を模索していくことにしています。
誰がいつからという具体的な話はこれからです。やはり株の問題含めて段階を踏んで考えて行かないとダメですから。そのあとは任せて私は責任だけ取ればいいかなと思っているんです。どうするかは皆で考えてもらいたいです。
なぜそのような方向性を出したかというと、昔所属していた会社が、大手ソフトウエア会社と合併して両方の名前の会社になったんですね。10年後にはその所属していた会社の名前が外されて全部なくなってしまった。当時の仲間が皆辛い思いをしていました。そういうのを経験していたので買収目的のM&Aにはあまり良い印象を持ってないんですよ。経営としては承継できたけれど人情的な経営じゃなくなるってありますよね。社員にはそういう辛い思いさせたくないです。その代わり社員が頑張らないと会社は存続出来ないよ、という話をしたうえで、今後みんなで一緒に考えて行こうという事にしています。従業員の承継か親族承継とかそういう道を少し時間かけて選択し動いていくことにしたいんです。

METSA活動について

協議会は2か月に1回開催していますよね。それは別に問題ないと思いますよ。内容に関しては営利目的でなければ問題ないです。安延理事長のお話は聞いていて面白いし参考になりますね。
あとは組合員から要望事項を吸い上げて皆で協議するとか。本来はそういう場かもしれませんね。皆で組合について考えるとか、会社としてこういうのが困っているとか、そういう場があっても良いのかなって思います。協議会の出席する対象を経営者なのか営業なのか、まあ、営業と経営に近い人、その3つくらいになると思います。ある程度絞ってやれば意外と意見が出るかもしれない。さっきも話しに出ましたが社長同士だとM&Aなどの話でお互い情報交換できますが、営業の人と話をしても仕方ないし。事業承継に差し迫っている社長だけ集めて情報交換をしたいですよね、そうすると次の人が参考にできるのではと思います。以前の協議会で組合員ISLWARE松村さんの話は経営者の立場で聞くと非常に参考になりましたよね。
協議会の題目のテーマを毎回決めるのは大変だと思いますけど、昔は協議会の年間スケジュールって作っていませんでした?僕はテーマによっては絶対参加したいと思うしね。人数が少ないと寂しいよね。そこは色々と策を考えて出していかないとね。声かけあってとか。もう少し商談会とか協議会に参加する人を増やすためには、例えばこの期間はみんなで会員を増やす期間にしようとか。組合は横の繋がりを広めていく場だから、そういうことも大事じゃないかなって思っています。

METSAに加入するのは意味がある

組合に入っている意味はあると思っています。やっぱりどうしても事業をする上で、個々の会社はお客様を広い範囲で持っていないですよね。ビジネスの面で様々な顧客を持つ組合員の方がいるので役に立っていますよ。加入しているのに結果が出ないから脱会するという選択はないです。将来的な可能性も含めて組合に入っていたほうがいいと思っています。組合員同士や営業同士で仲間を作ってお互いに情報交換をしながらやっていくのはいいんじゃないかと思います。みんなで呑みに行ったっていい、そういうことを逆にプラスにしていったほうがいいんじゃないですか。その中でまたほかの会社を紹介し合って、また仲間になっていただくとか、やってみたらいいと思います。
また、組合員のMCEAホールディング様で個人情報保護マネジメント認証JAPiCOマークを取得させていただいております。

METSA共同求人委員会について

METSAの共同求人委員会に参加しています。毎年定期的に専門学校の学生を採用できているので満足しています。会社単独ではここまで採用できないと思います。組合の意義はすごくあると思います。専門学校採用の実績は組合を通して年間で十数人できているからすごいですよね。
また、今年4月にMETSA合同入社式を開催できました。
ただ、今後大学卒の採用活動をしていきたいですよね。私も昔、共同求人委員会で少し大学回りをやっていたのですが中断していたんです。是非それを復活したいと思っています。
ただ、共同求人委員会に大学回りをお願いしても難しい状況なので、それとは別にほかの組合員会社と組んで、時間をかけて大学回りの実績を作っていきたい。鈴木委員長とその話をしていて、別のところで何社かで実績を作ってから共同求人委員会での取り組みと目標を立ててやってみようじゃないかと考えています。

人材採用状況や育成方法について

採用活動については、先ほど話をしたように共同求人委員会がメインですが、独自に大学生採用に力を入れていきたいです。大学卒の人が社員にいれば自分の大学に会社の売り込みに行ってこいって言えるじゃないですか。5年後10年後を考えると会社を引っ張ってくれる人材も必要なんですよね。もちろんそのような人を使いこなせる人がいないとダメですが。
大学周りをするとき、始める時期やどのタイミングで行っていいか分からないんです。 売り手市場が続いているから、その前提で大学にアプローチしないと話を聞いてもらえないし、大学側が忙しい時に行っても相手にしてくれない。大手の採用の解禁に合わせても意味はないしね。6月とか7月頃の夏休み入る前に行くなどいろいろと模索していかないと。
逆に中途経験者採用は難しいですね。中途採用で応募する人は前の会社を辞めて来るので、当社に入社してもいつか辞められてしまう。だから新卒を採用し育てていきたいですね。
教育や育成方法について、新卒の教育は外部に頼んでいます。あとは自己啓発としてはe-Learningを活用するなど環境の整備に努めています。先輩社員の下でOJTを通して育成する方針を続けています。

これからも人材不足は変わらない

私たちは今までこの業界で40年くらい時代の流れの中で経験してきているじゃないですか。昔から自動化省力化やシステム化といわれ人の仕事が奪われる、将来どうなんだろうとか不安でしたよね。でも必要とされるテクノロジーのスキルレベルが上がっていますが、結局人材は今でも足りないわけですよね。これから10年後20年後も人材の必要性はそんなに変わらないのでしょうか。

探訪後記

経営者として石川代表の優先順位の高い課題はやはり事業承継です。過去の経験から、今のところM&Aではなく社内関係者で継承していく道を選択しています。社員のためを考えての判断であると同時に社員への責任と自覚を促しています。
METSAのことも活性化できるように積極的にかかわっていただいております。共同求人委員会の会議室の提供や合同入社式などの企画や進行など石川社長のご厚意のおかげです。
エネルギッシュな方でまだまだ長くご活躍できると思います。
今後ともご協力ご指導をいただきたくお願いいたします。

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